平野 真美

アーティスト

1989年岐阜県出身
2014年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端藝術表現専攻修了

実在/非実在の生体構築、生命の保存、または蘇生に関する作品制作を行う。対象の生物の骨や内臓、筋肉や皮膚など生物を構成するあらゆる要素を忠実に制作することで、その生物の生命を保存し延命をはかる。

現在制作中の「蘇生するユニコーン」は、非実在の生物であるユニコーンを制作によって実在させ蘇生する試みであり、その過程を段階的に発表しアーカイブ化するプロジェクトである。
骨や内臓、筋肉や皮膚など、生物を構成するあらゆる要素を制作することで「実在」を目指し、同じく制作した肺に人工呼吸器をつなぎ呼吸をさせることで「蘇生」を目指す。空想上の生物であるユニコーンが現実世界で息を吹き返すとき、自らが失った幻想や希望が蘇生する。